きりすさい ta mani nee日記

日々のことや乳がん治療のことなど

入院準備と乳がん手術前日 

入院、となると、皆さん何を持参するのだろうか。ひと昔前なら…、本・雑誌、好きな人や家族、ペットの写真、等か…、いまは、それらはスマホの中で、こと足りるのか。

私にとって入院時はラジオが不可欠なので、ヨドバシに買いに行った。ヘビーリスナーというわけではないけど、寂しいんですよね、病室で一人だと。で、radikoでイヤホン、ではなくて、ラジオ本体のスピーカーから出る音の方が、寂しくないんですよね、音質的に。

本年はコロナ禍だから、身内でも面会禁止で、入院中に必要なものを届けることも許されないらしい。そのうえ、院内に売店ない、ときたら…、そこそこ食い意地はってる私は、おやつ食べたくなって買えない状況を想像すると恐ろしく、切りコンブ、バナナ、みかん、炭酸水、ザクロジュース等を持ちこんだ。

この病院は乳腺、乳がん専門だから、患者さんはほとんど女性。すべて個室で、追加料金なしの病室でもビジホより広いし、小ぎれいで快適で。洗面所に大好きなイラストレーターの福田利之さんの絵ハガキを飾ると、更に快適空間になった。

入院初日、夕食時の食堂で他の患者さんの様子をこそっとうかがってみた。ソーシャル・ディスタンスで会話はなく、黙々と食事してるけれど…、一見してぐったりした様子の人はいない。手術翌日の方でも、しっかり歩けてるかんじがする。病院食は量少な目だけど、十分おいしかったし、上げ膳据え膳なところが、もう、ちょっとした旅行気分だった。VOD付きのテレビで、映画&お笑いライブも見放題だし。

 食後、病室にもどって、明日、手術か…、と思うと、やっぱり、胸の写真、撮りたくなりますよね。
自分の胸ビジュアルで、いい目にあったことが一度もない私ですらも。。

私は、温存手術で胸の再建はしない、ことを選択した。この時点で落ち込むことはあまりなく、夜もまあ眠れた。ひとつ変わったことは、これまで、自撮りとか、料理写真を撮ったことがなかったのに、病気して、やっと自分に興味が持てたのか、上半身(胸の)写真だけじゃなく、夕食の病院食もしっかり撮った。美味しかったのもある。

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